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フォルクスワーゲン・ジャパン、怒濤の新型車投入戦略。新型「VW Cross Polo」を発売
初代から「VW Cross Polo」のイメージカラーであるオレンジの外板色にはベージュの内装のインテリアを組み合わせる。価格は275.0万円。[写真拡大]
フォルクスワーゲン(VW)ジャパンが、もの凄い勢いで新型車、特別限定車などの新商品を発信し続けている。
日本国内でVWが発売する最も小さなVW UP!の電気自動車をリリース。そこでは来年発売予定のGolf EVも発表。次いでUP!の特別限定車「move up! style edition」とミニバン・シャランの限定車「Sharan Glanzen 2」を発表したのは10月末。11月に入ってすぐに、今度はVW Golf誕生40周年記念特別限定車1000台発売を発表したばかり。そして同社は、11月6日に人気モデル「Polo」にクロスオーバー車でSUVライクな「Cross Polo」を追加導入、発売をスタートさせた。4月以降の消費増税の影響で新車販売に暗雲が垂れ込めているなか、VWとしての攻めの姿勢の表れともいえる戦略だ。
「VW Cross Polo」は、コンパクトなハッチバック(HB)として完成度が高く、日本の道路事情に適したボディサイズ(全長×全幅4000×1710mm、ホイールベース2470mm)が人気の「VWポロ」をベースに、アクティブな遊び心をクロスオーバーさせたモデルだ。2006年9月にリリースした初代「VW Cross Polo」以来、常にVWポロにラインアップされてきたモデルである。今回のモデルチェンジで3世代目となる。
新型「VW Cross Polo」は、ベースモデルの「ポロTSIコンフォートライン」と同じ、1.2リッターのTSIガソリン直噴ターボエンジンを搭載している。その最高出力と最大トルクは、90ps(66kW)4400-5400rpm、16.3kg.m(160Nm)/1400-3500rpmだ。ダウンサイズコンセプトによって出力は1.6リッタークラス、トルクは2リッター車を超える。
また、Cross Poloとしては初めて、Start/Stop(アイドリングストップ)機能とブレーキエネルギー回生システムで構成する“Blue Motion Technology(ブルーモーションテクノロジー)”を採用。これにダイレクトで爽快なドライビングが楽しめ、エネルギーロスの少ないDSGトランスミッション(7速)を搭載し、JC08モード燃費は21.9km/リッターを達成。前モデルに比べて約16%向上している。
また、新型Cross Poloは、ベースモデル同様、さまざまな先進、快適装備を搭載する。先行車両への追突の危険を回避、軽減する“Front Assist Plus”や、30km/h未満で緊急ブレーキが作動する“シティエマージェンシーブレーキ”、そして、“マルチコリジョンブレーキシステム”などを標準装備している。
Cross Poloはフロントとリヤにクロスオーバー車らしい専用のバンパーを装着し、サイドスカート、シルバー塗装のドアミラー、そして、ホイールハウスとボディ側面に取り付けられたエクステンショントリムなど、個性的なSUVテイストを演出するアイテムを標準装備した。また、ボディ色にあわせてカラーコーディネートしたインテリア(3種類)を用意した。初代からCross Poloのイメージカラーであるオレンジの外板色にはベージュの内装が、赤い外装色のインテリアが華やかなレッド、クールなレフレックスシルバーのボディにはグレーのインテリアを組み合わせる。価格は275.0万円。(編集担当:吉田恒)
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