【高見沢健のマーケット&銘柄ウォッチ】富士フイルムHDはエボラ関連の抗ウイルス薬、超音波画像診断装置が戦力化

2014年11月6日 10:37

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■増配も好感

 日銀の追加緩和により、日経平均は昨年5月下旬以降の1年5カ月にわたる約2000円幅の保つ合いを上放れつゝあり、ECB理事会で緩和期待が裏切られなければ続伸の公算。

 今回は富士フイルムHD <4901> を紹介したい。事業構造改革を推進中で、エボラ出血熱の治療薬として期待される抗ウィルス薬「アビガン」や超音波画像診断装置などのヘルスケア事業に注力している。

 ジャパン・ティッシュ・エンジニアリングを新株予約権の権利行使によって子会社化し、今後、有望な再生医療分野に進出してきた点にも注目したい。

 10月7日につけた3800円の高値をクリアしたが、ここは押し目を狙ってみたい。自己資本比率63.4%、1株当たり総資産4212円と財務内容も優秀。2014年上半期は計画を上回り営業利益が前年同期比24.7%増、純利益は同28.9%増と好調で上期5円増配も好感できる。(証券ジャーナリスト)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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