NY原油:反落で80.52ドル、米在庫の大幅増や株安で売り先行

2014年10月23日 07:01

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記事提供元:フィスコ


*07:04JST NY原油:反落で80.52ドル、米在庫の大幅増や株安で売り先行

NY原油は反落(NYMEX原油12月限終値:80.52 ↓1.97)。この日から取引の中心となった12月限は、83.15ドルから一時80.42ドルまで下落した。22日発表の米エネルギー情報局(EIA)週報(週次石油在庫統計)で、国内全体の原油在庫が予想を大きく上回る増加となったことから、売りが急速に強まった。

EIA週報では、原油先物の受け渡し拠点オクラホマ州クッシングの在庫も増加した。さらに、その後は、カナダ国会付近で起こった複数犯による発砲事件をきっかけに、米株が下落に転じて、株安が進んだ状況も、原油相場の一段安につながった。

【米週次原油在庫統計(10/17時点)】

原油在庫  :+711.1万バレル(予想+300万バレル、前回+892.3万バレル)
ガソリン在庫:-129.9万バレル(予想-145万バレル、前回-399.5万バレル)
留出油在庫 :+104.9万バレル(予想-130万バレル、前回-151.8万バレル)
製油所稼働率:86.7%(予想88.13%、前回88.1%)《KO》

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