NY金:反落で1245.50ドル、米CPI上振れやドル高傾向で売り優勢

2014年10月23日 07:01

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記事提供元:フィスコ


*07:04JST NY金:反落で1245.50ドル、米CPI上振れやドル高傾向で売り優勢

NY金は反落(COMEX金12月限終値:1245.50 ↓6.20)。1249.70ドルから一時1241.60ドルまで下落した。この日発表された米国の9月消費者物価指数(CPI)が、全体で前月比、前年比とも予想を上回ったことを受けて、インフレヘッジとしての需要後退の見方から金の売りが優勢になった。

また、欧州中央銀行(ECB)によるストレステスト(健全性審査)で12行程度が不合格との報道が嫌気され、ユーロ安・ドル高傾向が進んだことも、相場の重石となった。ただ、カナダ国会付近で起こった複数犯による発砲事件で、米株が下落に転じ、リスク回避ムードが広がる状況となり、金相場はその後1246ドル付近まで戻した。《KO》

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