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8月の第3次産業活動指数、2カ月連続低下 住宅建築などが落ち込む
第3次産業活動指数の推移を示す図(経済産業省の発表資料より)[写真拡大]
経済産業省が10日発表した8月の第3次産業活動指数(運輸、商業、金融、サービス業などの活動状況を示す指数、季節調整値 2005年平均=100)によると、総合指数は97.8で、前月比0.1%低下した。前月の同0.3%に続く2ヵ月連続の低下である。
業種別では、土木・建築サービスなどの学術研究・専門・技術サービス業(前月比6.2%低下)、卸売・小売業(1.1%低下)、電気・ガス・熱供給・水道業(3.1%低下)、宿泊業、飲食サービス業(0.4%低下)の4業種で低下した。
上昇したのは、金融・保険(同2.6%上昇)、公務等を除くその他サービス業(3.0%上昇)、生活関連サービス業、娯楽業(2.3%上昇)、情報通信業(0.5%上昇)、運輸業、郵便業(0.4%上昇)、医療、福祉(0.2%上昇)、不動産業、物品賃貸業(0.1%上昇)、学習支援業(0.2%上昇)、複合サービス業(2.4%上昇)の9業種である。
比較的大きな落ち込みとなった土木・建築サービスなどは、消費税増税前の駆け込み需要が大きかった住宅建築などが落ち込んだためと見られる。また、天候不順で、夏物衣料が振るわなかった小売業の低下も響いた。(記事:南条 誠・記事一覧を見る)
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