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楽観的な未来を示すSF作品を作る動き
あるAnonymous Coward 曰く、 以前にSF作家のニール・スティーヴンスンが、人類が発明したものが事故を起こしたり、敵対的な宇宙人が攻撃してくるというような、いわゆるディストピア的な内容のSF作品が増えたとし、SFは人々を奮い立たせる方法を忘れ、悲観的な内容になっていると憂慮するコメントを出した(過去記事)。そして今、科学者や技術者、そしてニール・スティーヴンスン本人を含むSF作家たちがそれを変えようと動き出しているという(BBC、Slashdot)。
アリゾナ州立大学が構築したProject Hieroglyphは、SFが人類に対してより楽観的かつ正確なアイデアハブになることを目指している。例えば、スティーヴンスンは物語を書くために、20kmの巨大なタワーが建造可能かを知りたがっていた。これに対し構造安定性とコンピュータ力学の専門家は建設するのに必要な課題や対応手段について回答しているという。他の著者も同様にさまざまな質問を出している。ロボット研究家のSrikanth Saripalliは「政府が資金供給を決定する場合、技術論文よりもサイエンスフィクションからコンセプトと決断を得ることになるだろうとしている。
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