月面上に巨大な宇宙線検出器を建造する計画

2014年9月11日 11:09

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 天体物理学の大きな謎の一つとして、これまでに観察された中で最も高いエネルギー粒子「超高エネルギー宇宙線」がある。超高エネルギー宇宙線は高速で移動する、エネルギーを持った単一の陽子だ。「10の20乗電子ボルト(eV)」というエネルギーを有するものもあり、この超高エネルギー宇宙線がどこから来て、その膨大なエネルギーを得たのかは不明だ。また出現頻度も稀少である(medium.comコーネル大学による論文Slashdot)。

 科学者達はこの超高エネルギー宇宙線を検出するため、月面上に巨大な宇宙線検出器を建造することを計画している。計画では2018年に建設を始め、2025年までに稼働状態に持って行くという。設置面積はベルギーとほぼ同じ33,0000平方キロほどになるという。

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