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STAP細胞の検証実験、「難航」
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 理化学研究所が行っているSTAP細胞の検証実験が「難航」しているそうだ。STAP細胞の作製だけでなく、万能性を示すデータも得られていないとのことで、STAP細胞が存在する可能性は極めて低くなっているという(日経新聞)。
27日に発表された中間報告では、「論文に報告されたような STAP細胞様細胞塊の出現を認めることはできなかった」とされている。
MSN産経ニュースによると、万能細胞の目印となる遺伝子が働いたとみられる緑の発光現象は一部で確認されたという話もあるが、解析結果のまとめでは「明確に検出することはできていない」と表現されており、微妙な感じのようだ。
この検証実験には、論文の執筆者である小保方氏は関わっていない。「5~7日齢のマウスからの臓器摘出と細胞の回収には熟練した技術が必要である可能性がある」といい。そのため11月末までに小保方氏も実証実験に参加する模様。
なお、理化学研究所は問題が発生した「発生・再生科学総合研究センター」について規模を縮小して体制を一新する方針も示している(NHKニュース)。
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