NY原油:続落で96.92ドル、需要後退観測から売り優勢に

2014年8月7日 07:01

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記事提供元:フィスコ


*07:05JST NY原油:続落で96.92ドル、需要後退観測から売り優勢に

NY原油は続落(NYMEX原油9月限終値:96.92 ↓0.46)。98.13ドルまで上昇した後、96.69ドルまで下落した。この日発表された米エネルギー情報局(EIA)週報(週次石油在庫統計)で、国内全体の原油在庫が予想以上に減少し、ガソリンと留出油の在庫も予想外に大きく減少したことを受けて、需要拡大観測から買いが一時強まった。

しかし、原油先物の受け渡し拠点オクラホマ州クッシングの在庫が小幅ながら増加に転じたことや、製油所稼働率が大きく低下したことがその後注目され、需要後退観測から売りが優勢になった。米国株価指数が上昇幅を縮小したり、下落に転じたりしたことも売りにつながった。

【米週次原油在庫統計(8/1時点)】

・原油在庫原油在庫:-175.6万バレル(予想-155万バレル、前回-369.7万バレル)
・ガソリン在庫:-438.7万バレル(予想0万バレル、前回+36.5万バレル)
・留出油在庫:-179.8万バレル(予想+85万バレル、前回+78.9万バレル)
・製油所稼働率:92.4%(予想92.9%、前回93.5%)《KO》

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