無人飛行機(ドローン)の飛行禁止区域を地図上にまとめるプロジェクト

2014年7月30日 13:26

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 米国では無人飛行機(ドローン)の話題が多いが、それでもドローン自体の飛行の可否や、また飛行させて良い場所、時間、目的などに関するルールはまだ決まっていない。ドローンの合法性に関して曖昧な状況や対立が続く中、オープンソースの地図プラットフォームMapbox上で、現在分かっている範囲での「ドローンの飛行禁止ゾーン」をまとめた地図「Don't Fly Drones Here」が公開された(WIRED)。

 地図上で赤く塗られている場所が禁止区域で、そのほとんどは空港や軍事施設、国立公園の近くとなっている。また、地図に載っていない飛行禁止区域を知っている人は、GitHub上の公開リポジトリ経由でそのデータを追加できるという。

 ただし現時点ではこの地図の情報は限られており、例えば、米国の核兵器研究所のひとつであるローレンス・リバモア国立研究所の周囲は禁止ゾーンとしてされていない。しかし、研究所はガトリングで武装化されており、実際にドローンを飛ばしたら撃墜される可能性がある。現時点の地図では「飛ばしたらやばそうな場所」の情報は含まれていないようだ。

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