遺伝子工学で外来種を駆除する「遺伝子ドライブ」

2014年7月29日 10:13

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 外来種の繁殖による生態系の変化が問題となっているが、それを遺伝子操作技術によって解決しようという研究が進められているそうだ。この技術は「遺伝子ドライブ(gene drive)」と呼ばれている(ナショナルジオグラフィックニュース)。

 これは、外来種に対し例えば子孫がオスになる確率を高くする、繁殖に必要な遺伝子を不能にする、といった遺伝子操作を行い、子孫を作れないようにするというもの。また、遺伝子ドライブは操作された遺伝子を子に伝搬されやすくする技術だそうだ。

 ただし、問題点として改変された遺伝子の変異や、遺伝子ドライブ自体の伝搬などが指摘されている。

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