マレーシア航空機墜落の国際調査 簡単でない

2014年7月23日 18:10

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記事提供元:エコノミックニュース

 佐藤正久元防衛大臣政務官は22日、マレーシア航空機墜落に関して「国際的調査で事実と責任を明確にするのが望ましいが、実際はそんなに簡単ではない」とツイッターした。

 佐藤氏は理由のひとつに「米国衛星等の能力が明らかになってしまう」ことをあげ、そのために「米国が確定的な証拠、データを簡単に出すとは思えない」として、確定的な証拠を出すことを控えるとの見方を示している。

 そのうえで「ロシアが鍵だが、米ロの情報戦の中で責任の明確化は困難」との見方をしている。

 ツイートでは武田良太防衛副大臣が古川康佐賀県知事を訪ね、2018年度までに陸上自衛隊が導入予定のオスプレイを佐賀空港に配備させてほしいと「陸自オスプレイ17機の配備に加え、目達原(めたばる)駐屯地配備の陸自ヘリ部隊配備、米海兵隊のオスプレイ等航空機の佐賀空港利用のお願いだ」と紹介。

 この中で、佐藤氏は「佐賀空港は水陸機動団の相浦駐屯地や兵站の要の目達原駐屯地にも近い」と地の利を理由にあげた。同じ趣旨の発言は菅義偉官房長官も行っている。(編集担当:森高龍二)

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