【銘柄フラッシュ】サイバーステップが急伸し新規上場のVOYAGEは活況高

2014年7月2日 16:56

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 2日は、為替が後場やや円高気味になったため、トヨタ自動車<7203>(東1)は6日続伸ながら高値もみ合いに転じて0.7%高、パナソニック<6752>(東1)は朝方堅調だったが軟調に転じて0.9%安。ただ、材料株物色や出遅れ感、割安感のある銘柄の物色は活発で、このところ水素燃料車を材料に活況高となった三菱化工機<6331>(東1)が後場一服模様になると、ゲーム関連株のサイバーステップ<3810>(東マ)が後場一段高となって19.8%高、防衛関連の重松製作所<7980>(JQS)も後場一段高の6.8%高。14時過ぎには神鋼環境ソリューション<6299>(東2)が放射能汚染土壌の処理技術発表と伝えられていきなりストップ高の19.4%高。

 また、割安株も見直され、PBR1倍未満の芦森工業<3526>(東1)は動意を強めて8.2%高、同じく低PBRの加賀電子<8154>(東1)はシリコン素材に関する産学官の共同事業なども言われて動意づいた。

 本日新規上場となったVOYAGE GROUP(ボヤージュ・グループ)<3688>(東マ・売買単位100株)は買い気配を上げて10時16分に公開価格2400円に対し960円高(40%高)の3360円で初値がついた。その後は3500円まで上昇し、後場も強いまま終値は3285円。商品購入などによって様々なポイントを獲得できるeコマースサイト「ECナビ」などを運営し、ネット広告事業も展開。

 良品計画<7453>(東1)は四半期決算好調で4.5%高となり高値更新。アクロディア<3823>(東マ)はスマートハウス関連事業の発表を材料に一時ストップ高の後19.1%高。テラ<2191>(JQS)は特許関連の発表を材料に13.3%高。

 東証1部の値上がり率1位はジャパンマテリアル<6055>(東1)の8.2%高となり日本の代表的製造業各社の設備老朽化報道などが材料視されて8.2%高の高値更新、2位は芦森工業<3526>(東1)の8.2%高となりPBR1倍未満の割安とされて急伸高値、3位はアイフル<8515>(東1)の7.4%高となり規制緩和期待が昂じて需給相場になり高値を連日更新した。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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