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ドイツでは電力供給過多のため電気料金が下がり続けている
記事提供元:スラド
danceman 曰く、 ドイツでは電力供給が過剰であることに加え、「再生可能エネルギーに優先権を与える法律」が施行されていることが影響し、今年と来年にそれぞれ新たに建設される石炭火力発電所は赤字運営を余儀なくされそうだ(Bloomberg、Slashdot)。
ドイツにおいては、火力発電所の利益は下がる一方であるという。電力供給が過剰となっていることから、電気料金が3年連続で下落しているためだ。実際、10月7日には1MWhあたり9.48ユーロだった利益が、5月13日には5.10ユーロにまで下がっているという。さらに、2016年には赤字になるとの予想もある。
ドイツでは法律により、太陽光発電や風力発電、水力発電といった方式で生み出された電力を優先的に買い取ることになっている。ドイツは2025年までに国内で供給される総電力量の45%を再生エネルギー由来のものにすることを目指しているが、この法律が功を奏し、2010年の時点では30%であったのが、すでに来年の段階で42%となる見込みだという。一方の火力発電所は32%から28%に下がるだろうとのこと。
こうした理由からドイツでは、「石炭火力発電所への設備投資は不利な投資」となっているそうだ。
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