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オーバークロックに向けた新CPU「Core i7-4790K」「Core i5-4690K」、発売
earthlight 曰く、 インテルのデスクトップ向け新CPU「4690K」および「4790K」が発売された。「Devil's Canyon」というコードネームで呼ばれていたもので、CPUのダイとヒートスプレッダを繋ぐTIMを高分子ポリマーに改良したオーバークロック向けの製品。TIMが半田のSandyBridgeに対し、IvyBridgeではTIMがグリスに変更され、熱伝導率が悪化した。IvyBridge、Haswellと2世代グリスTIMが続き、今回ようやく改善される製品が出ることになる。
中でも「4790K」は定格クロックが4GHzの大台に到達した製品だ。Z97マザーでしか動かないとされるためマザーの買い替えも必要だが、プラットフォームが刷新されるため、メモリーもDDR3を利用できる世代では最後と言われている。Z97には新インターフェースであるPCI Express M.2(M.2.規格SSD向け高速インターフェース)が採用されたため、M.2目的でCPUも買い換えるユーザーも多いだろう。
TIM改良については4Gamerのレビュー文中でも
TDP 95Wにまで対応するというIntel純正CPUクーラーでは、極端に高い負荷状況で、冷却能力に一抹の不安が残るとはいえるだろう。
とあり、PC Watchでも、
オーバークロック動作時は80℃台まで温度が上昇しているが、CPUコアに1.375Vの電圧を加えていることを考えれば、新採用のNGPTIMがその効果を発揮しているように見える。
とあるのが現状のようだ。
これらCPUは末尾に「K」の付いた型番ということで、倍率ロックフリーとなっており、マザーボード側の設定でのオーバークロックが可能。4Gamerの記事では5GHz設定でも不安定ながらOSが起動したとのことで、環境さえ整えれば5GHz動作で常用できる可能性もあるという。
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