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スクールボーイ・Qがライブ後の駐車場で銃撃される
デンバーの西に位置するレッドロックス野外劇場の駐車場にて6月19日、コンサートを終えたラッパーのスクールボーイ・Qが銃撃事件に巻き込まれた。同事件について当局は21日、無差別発砲による犯行ではない可能性があることを明らかにし、偶然ではなく恐らく意図したことであり、標的にしたものだとの見方を示している。
幸いQに怪我はなく、負傷した同乗者3名のいずれも命に関わる怪我はなかったとのこと。被害者の1人は翌日の朝、病院を退院している。
今のところまだ犯人は逮捕されていないが、捜査員は既に多くの情報を得ており、同駐車場での襲撃の動機を究明しているそうだ。現場となった由緒あるレッドロックス野外劇場は、過去にザ・ビートルズやグレイトフル・デッドもパフォーマンスを行なっている他、U2がライブアルバム『ブラッド・レッド・スカイ=四騎=』を収録した場所としても知られている。
ロサンゼルス出身のスクールボーイ・Q(本名クインシー・マシュー・ヘンリー)は、父親であり元ギャングメンバーだった自身の人生を反映した最新アルバム『オクシモロン』で今年、初登場1位を獲得している。
Qは20日、ツイッターで“str8”(俺は大丈夫だ)と報告し、続くツイートでは“明日はアイスランド、そして水曜はニューヨークへ予定通り向かう”と綴った。
今年3月、スクールボーイ・Qがデンバーで満員のショーを行なった際、聴衆の中の何者かが彼に向って物を投げたため、Qがその人物に向かってステージから飛び降り、警備員が引き離すという騒動が起きている。当時デンバー・ポスト紙が報じた。
当局によると、デンバー西の丘陵地帯にある同会場で狙撃された白のSUV車には、Qとその他少なくとも4人が同乗していたとのこと。事件後、彼らは病院を探し15マイル離れたデンバー交差点まで自力で運転して行ったところ、デンバー警察に止められ、病院へ搬送されたという。
警察が事態を掌握する間、スクールボーイ・Qと負傷していなかった人物は一時的に手錠を掛けられていたものの、逮捕された同乗者はいない。同銃撃事件においてQが容疑者ではないことも分かっている。
ナズやフライング・ロータスなども出演していた同コンサートは、デンバーのGang Rescue and Support Projectなど3つのグループを支援するために開催されたもので、事件がギャングに関係するものだったかどうかはまだ不明だ。
プロモーター側によると、同ギャング・レスキュー・グループをはじめ、レッドロックの会場維持を援助する組織Preserve the Rocksと、デンバー地区で食料の貯蔵およびその他サービスを行なっている慈善団体Helping Our People Excelの両グループも同様に、利益の5%を受け取っているとしている。
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※この記事はBillboard JAPANより提供を受けて配信しています。
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