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インドメダカの性決定遺伝子が明らかに
インドメダカのメス(上段)とオス(下段)[写真拡大]
基礎生物学研究所の竹花佑介助教・成瀬清准教授らによる研究グループは、インドメダカの性決定遺伝子がX染色体のSox3であることを明らかにした。
多くの脊椎動物は性染色体によって性別が決定される。インドメダカは、ヒトと同じようにXとY染色体を持つとオスに、X染色体が2つあるとメスになることが知られているが、染色体の中でどの遺伝子が性決定に必要なのかは明らかになっていなかった。
今回の研究では、X染色体のSox3遺伝子を壊しても性決定に影響を与えないが、Y染色体のSox3を壊すと全てがメスになることを突き止めた。これにより、Y染色体のSox3がオスに分化するための性決定遺伝子であると結論付けた。
今後は他の動物の性決定遺伝子や、進化における性決定遺伝子の受け継がれ方を解明していくことが期待されている。
なお、この内容は6月20日に「Nature Communications」に掲載された。
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