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歩きスマホ、規制されても11%は「すると思う」
ここ1~2年ほど、社会問題化している「歩きスマホ」。人混みや駅、階段などでスマホの画面に夢中になり、周囲への目配りがおろそかになる危険な行為だ。スマホを見ている本人は「周りに迷惑をかけている」との意識が生じづらいが、転んだり他人にぶつかったりするなど危険は大きい。
リサーチバンクが今年5月、全国の10~60代の男女1200名に調査したところ、全体の76.3%が「歩きスマホという言葉を知っている」と回答。「聞いたことがある」(16.8%)も合わせると、9割以上が「歩きスマホ」という言葉を認知していることが分かった。スマホを持っている人では96%、スマホを持っていない人でも89%が「知っている」「聞いたことがある」と回答しており、認知度はかなり高いようだ。
スマホ所有者に対し「歩きスマホをすることがあるか」と尋ねたところ、6割が「ある」と回答。男性は「地図」「メール」、女性は「メール」「通話」をしながらの利用が多いようだ。「歩きスマホをしているときに人にぶつかりそうになった経験」を尋ねたところ、8%が「ぶつかったことがある」、40%が「ぶつかりそうになったことがある」と回答している。
このように危険な歩きスマホだが、「歩きたばこ」のように法令や条例で規制したほうが良いと思うか尋ねたところ、スマホを持っていない人の71%が「規制したほうが良い」と回答。一方、スマホ所有者で「規制したほうが良い」は50%程度だった。歩きスマホ経験者の11%は規制されても「すると思う」と回答しており、なかなか止められない人もいるようだ。
ソフトバンクモバイルは先月末、歩きスマホによる事故防止・マナー向上のためのアプリ「STOP歩きスマホ」の提供をGoogle Playで開始。料金は無料で、歩きながらスマホを操作すると、画面に注意メッセージが表示される。歩きスマホが常態化している大人には効果が薄いかもしれないが、保護者が子供に持たせるなどの需要はあるかもしれない。(編集担当:北条かや)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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