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アナログLPのセールスが好調なジャック・ホワイト、全米アルバム・チャート初登場1位に
ソロ・アルバム2作目となる、ジャック・ホワイトの『ラザレット』がNo.1デビューを果たした、6月28日アルバムチャート。
前作から約2年ぶり、2枚目のスタジオ・アルバムが14万枚と好調なセールスで首位を獲得した、ジャック・ホワイト。その前作『ブランダーバス』でもNo.1デビューを果たし、2作連続の快挙を成し遂げた。
LPで聴くアルバムを意識して制作されたこともあり、前半、後半でアルバムのテイストを変えるこだわりが感じられるとの声もあがっている。それはセールスにも反映していて、アルバム・セールスの8割がデジタル・セールスを占める今日、本作は約30%がアナログLPによるセールスだったことが、サウンドスキャン調べでわかっている。また、パッケージ(CD)での販売数も30%と比較的高く、音楽はダウンロードするものではないとの持論を展開した、本人の意向がセールスにも反映している。ザ・ホワイト・ストライプスでのアルバムを含めると、本作で5作目のTOP10入りとなった。
今週、TOP10内での初登場作品は、首位のジャック・ホワイトのみ。以下、TOP10内で順位をキープする作品や、TOP10外から息の長いアルバムが浮上し、ナウ・シリーズは『ナウ50』が6位に、先週初登場した、ナウのカントリー・シリーズ『ナウ・カントリー7』は11位から10位に、2作がTOP10入りを果たしている。だが、TOP10以下では初登場作品が混戦を繰り広げていて、11位から20位では4作、TOP50位内では、17作もの新作がデビューしている。
12位には、昨年末「レット・ハー・ゴー」でブレイクを果たした、パッセンジャーの『ウィスパーズ』が初登場。UKでは2位、ニュージーランドでは3位他、5か国以上でTOP10入りを果たしている。
シングル・チャートではマジック!の「ルード」がヒット中だが、ハワイから火がついたレゲエバンド、レベリューションの新作『カウント・イン・ミー』は14位にデビューTOP10入りは逃したものの、この順位は自己最高記録で、この夏はまだまだセールスを伸ばす可能性も高い。
透明感のある声質と、オーガニックな清涼サウンドで人気をあつめた、コルビー・キャレイの『シプシー・ハート』は32位に初登場した。デビュー作『ココ』が200万枚を突破、グラミー賞にもノミネートされ、2ndアルバム『ブレイクスルー』では初のNo.1を獲得したコルビーだが、本作はミニ・アルバムということもあり、順位を伸ばしきれなかった。
そのひとつ上、31位にデビューしたのは、オーストラリア出身のメタルコアバンド、ジ・アミティ・アフリクションの『レット・ザ・オーシャン・テイク・ミー』。彼らにとって4作目のスタジオアルバムで、本国オーストラリアでは2作連続のNo.1獲得、アメリカでも、この31位という順位は自己最高記録となる快挙だ。
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※この記事はBillboard JAPANより提供を受けて配信しています。
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