ボルボの中国製自動車、来年から米国への出荷開始へ

2014年6月20日 07:00

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 ボルボが先週、中国市場向けの戦略を見直し、中国の成都に新工場を建設することを決定した。現在、ボルボは中国の自動車大手「浙江吉利控股集団」が所有しており、成都の新工場は輸出用の工場になるとされている(MotorAuthorityMotorAuthorityReutersSlashdot)。

 ボルボCEOであるStefan Jacoby氏によれば、S60のロングホイール版を来年末から米国およびロシアに出荷する計画だという。吉利の戦略はヨーロッパの老舗ブランドを利用して、中国企業の能力に対する悲観論を払拭することにある。こうした取り組みに投資家も注目しているという。米国では最近は苦戦しているが、2005年にIBMのパソコン事業を購入したレノボグループも成功例とされている。

 本家タレコミ人は、完全に中国製になったときに、消費者はこれまでとの違いを見分けることができるのだろうか? としている。

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