米シカゴ市で初となる顔認識システムでの検挙

2014年6月14日 15:00

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 米シカゴ市で、防犯カメラの映像から顔認証によって強盗の犯人を特定して逮捕する、という一件があったそうだ。シカゴ警察の顔認識システムを使い逮捕に至ったのはこの事件が初めてだという(Ars TechnicaSlashdot)。

 犯人はシカゴの鉄道にて乗客に銃を突きつけ携帯電話などを奪い飛び降りたという。しかし犯人の顔は防犯カメラによって捉えられており、この映像とシカゴ警察の450万に及ぶ犯罪者の顔写真データベースとが照らし合わされ、過去に逮捕歴のあった犯人が割り出されたとのこと。犯人は裁判で懲役22年を言い渡されたとのこと。

 なお、顔認識の精度は画像の質によるところが大きく、誤検挙といった諸問題も懸念されているとのことだ。

 スラッシュドットのコメントを読む | テクノロジー | 犯罪

 関連ストーリー:
人の顔が描かれたマスクをかぶって監視カメラを回避しよう 2014年05月13日
万引き犯やクレーマーなどの顔情報が無断で共有されていた事案が明らかに 2014年04月07日
顔認識を使って人物を追跡する実験、大阪駅の駅ビルで4月よりスタート 2014年01月06日
実現の可能性が高まりつつある公共空間での顔認識監視システム 2013年08月26日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事