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米警察が軍事用装備を調達する理由
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 インディアナ州にある8の法執行機関は、要人の移送のために、イラクとアフガニスタン戦において大量に導入されたMRAP(耐地雷・伏撃防護車両)を購入したという。人口13124人のインディアナ州プラスキ郡もその一つ。同郡の保安官であるマイケル・ゲイヤー氏は同車両を導入した理由について、「アメリカは戦争地帯だ。職場にも学校にも路上にも暴力があふれている。こうした脅威に対抗するため、警察は半軍事形式にならざるを得ない」と回答した(Business Insider、Slashdot)。
しかし、実際には1990年代半ば以降、米国内の犯罪率は急落しているという。結局、こうした軍用車両が採用される過程には、安価になった軍事製品を活用する目的であるようだ。MRAPの場合、政府が購入した時点では733,000ドルもしたのに対し、インディアナ州のある群が購入したMRAPの価格はたったの5000ドルにまで下がっていたという。警察用に新規設計したものより、安価になった軍用品を導入した方がコストパフォーマンスが高いという結論であるようだ。
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