ヤフー、米有力ベンチャーの日本進出支援事業を開始

2014年6月4日 18:44

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 ヤフーは4日、米国の有望なスタートアップ企業や米国インターネットサービスの日本向け事業の展開を支援することなどを目的に、米国に100%子会社の現地法人「YJ America, Inc」を設立し、同日業務を開始したと発表した。

 ヤフーによると、新会社のYJ Americaでは、米国の有望なスタートアップ企業やインターネットサービスを現地で早期開拓するとともに、ヤフーの日本国内インターネット分野での経験や知見、資産を活かし、日本での成功を最大限支援していくという。

 また、高い集客力を持つポータルサイト「Yahoo! JAPAN」を使った事業支援なども行い、スタートアップ企業などをビジネスパートナーとして位置付け、シナジーの最大化をはかるという。

 将来的には、日本国内のスタートアップ企業やインターネットサービスが米国で事業展開する際の支援を行っていくことも予定しているという。

 米国ではシリコンバレーを中心に、少人数の若年層が起業するスタートアップ企業が増加している。こうしたスタートアップ企業は、インターネットを通じて国境を意識せずグローバルに事業を展開する傾向が強いが、日本市場については、商慣習や法制度の違いなどから、事業進出が難しいという背景がある。

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