PTSDを脳に極小チップを埋め込む手法で治療するプロジェクト

2014年6月3日 18:15

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 国防高等研究計画局(DARPA)がPTSD(心的外傷後ストレス障害)の治療に向けた新しいプロジェクトを立ち上げた。カリフォルニア大学サンフランシスコ校とマサチューセッツ総合病院の2つの研究チームに5年間で2600万ドル(約26億4000万円)という予算が与えられる。成功を収めれば、アメリカの介護費用の3分の1を占めるPTSDおよび、何百万もの不安障害患者の治療に大きな影響を及ぼすと見られている(GIGAZINE)。

 このプロジェクトは「SUBNETS」と呼ばれており、脳と頭蓋骨の間に極小のチップと電極を埋め込む。チップは脳内の電気信号をモニターし、PTSDのような精神的な疾患の治療をに必要なデータを無線で送信できるという。また電極は症状を緩和するための電気インパルスを発生させる役割を果たすそうだ。

 スラッシュドットのコメントを読む | 医療 | アメリカ合衆国

 関連ストーリー:
脳に特定の周波数の電流を流すと、寝ながら夢をコントロールできる 2014年05月14日
米帰還兵の悪夢をバーチャルな「夢」で撃退するプロジェクト 2011年10月26日
テトリスでPTSDの症状を軽減 2009年01月09日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事