関連記事
明るい部屋で眠ると体重が増える?
英オックスフォード大学やInstitute of Cancer Researchなどの研究チームの調査によると、寝室の明るさと肥満に相関関係がみられたそうだ(論文アブストラクト、BBC Newsの記事、、本家/.)。
夜間に人工的な光にさらされることで、摂取カロリーと活動量が同じでも体重が増加することが動物を使用した研究で判明している。明かりで睡眠が阻害され、概日リズムが乱れることが肥満の原因と考えられるが、人間における研究はあまり進んでいなかったという。今回の研究では英国の16歳以上の女性113,000人を対象に、寝室の明るさと肥満度の関係を調べている。寝室の明るさは「本が読める」「部屋全体は見えるが、本は読めない」「自分の手は見えるが、部屋全体は見えない」「何も見えないほど暗いか、アイマスクを使用」といったもの。肥満度はBMI値のほか、ウエストとヒップの比率、身長とウエストの比率、ウエストサイズを使用。睡眠時間や活動量、アルコール摂取や喫煙の有無などによる影響分を調整した結果、寝室が明るいほど肥満度が高いことが判明したとのこと。ただし、寝室を暗くすれば体重が減るといえるほどのデータは揃っておらず、さらなる研究が必要とのことだ。 スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | 英国 | 医療 | サイエンス
関連ストーリー:
朝の光を浴びることで肥満を防げる? 2014年04月08日
厚生労働省が睡眠指針を改定 2014年03月27日
夜更かしは免疫システムにも悪影響 2013年11月27日
1週間のキャンプ生活で体内時計をリセット 2013年08月04日
ディスプレイのバックライトに晒されると寝付きが悪くなる 2012年08月28日
「25時間周期」といわれる体内時計、宇宙では24時間周期に? 2011年10月12日
体内時計の簡易測定に成功、時差ぼけ解消などの応用へ期待 2010年08月25日
夜トイレに行く時の電気の明かりに発がんリスク?! 2010年04月28日
概日リズムの機能に十分な因子が明らかに 2005年04月15日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク