銀行情報もLINEから 武蔵野銀行がアカウントを開設

2014年5月29日 07:16

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記事提供元:エコノミックニュース

 24日に同サイトでは、LINEのビジネスアカウント「LINE@」を紹介した。その時点で事前登録が約3週間で、7000件を突破していると報じたが、その中には銀行も含まれている。今回、武蔵野銀行<8336>が活用を発表した。これからは銀行の情報もLINEで配信されるのだ。

 武蔵野銀行は、スマートフォン用コミュニケーションアプリ「LINE@」にアカウントを開設したと発表した。若年層を中心とした潜在顧客への接点強化を図ることが狙い。LINEを通じて、同行のキャンペーン情報や特製壁紙のプレゼントなどを届けるという。

 具体的には、アカウント表示名は「武蔵野銀行」、LINE@(ラインアット)IDは「@musashinobank」だ。開設日は14年5月27日である。

 その友だち登録方法は、まず、LINEの「公式アカウント」から「武蔵野銀行」を検索して登録する。そして、LINE「友だち追加」から「QRコード」を検索し、QRコードを読み込んで登録する。最後にスマートフォンで同行ホームページから「LINE@(ラインアット)友だち登録方法」のページにある「友だち追加」ボタンをクリックして完了となる。

 LINEは、LINE株式会社が提供するコミュニケーションサービス。日本国内で約5000万人が利用している無料通話・メールのアプリだ。そのユーザー数はLINE株式会社では13年11月の時点で、全世界では3億人を突破していると発表している。登場したのが、2011年6月。たった3年弱でとんでもない成長を遂げている。

 武蔵野銀行が目を付けたのは、無料で友だち登録している利用者に向けて情報を一斉に送信できる、という点だろう。アカウントオーナー(店舗担当者)はLINEやWEB上に店舗情報(メニュー、クーポン、写真など)を掲載できる「LINE お店ページ」や、LINEのトーク機能を通じてユーザーから問い合わせを受け付けることができる「LINE お店トーク」など機能を利用することができる。

 LINE@は、「日本全国全ての店舗にLINE@を」という考えのもと、この度の新機能及び新料金プランの提供を皮切りに、スマートフォン時代におけるO2Oプラットフォームサービスの基点となることを目指している。今回、銀行が参加し、また今後も様々な業態の企業が続くだろう。LINEの進化はとまらない。 (編集担当:慶尾六郎)

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