日産、スカイラインに「200GT-t」をラインナップ

2014年5月27日 15:55

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スカイラインシリーズに、高出力・低燃費・軽量なターボチャージャー付ガソリンエンジンを搭載した「スカイライン 200GT-t(次世代ターボ車)」

スカイラインシリーズに、高出力・低燃費・軽量なターボチャージャー付ガソリンエンジンを搭載した「スカイライン 200GT-t(次世代ターボ車)」[写真拡大]

  • スカイラインシリーズに、高出力・低燃費・軽量なターボチャージャー付ガソリンエンジンを搭載した「スカイライン 200GT-t(次世代ターボ車)」
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 26日、日産自動車は乗用車のスカイラインシリーズに、高出力・低燃費・軽量なターボチャージャー付ガソリンエンジンを搭載した「スカイライン 200GT-t(次世代ターボ車)」をラインナップし、6月5日から発売を開始すると発表した。

 同シリーズは1957年に発売が開始されたロングセラー。派生車種を含めて、多くのバリエーションが存在する。

 同モデルは先行する同シリーズのハイブリッド車のデザインや安全性能はそのままに、力強くて低燃費で軽量な「次世代ターボチャージャー付ガソリンエンジン」の走りを実現している。同エンジンは排気量を2ℓダウンサイズして燃費性能の向上を図りながら、高い動力性能といえる最高出力155kW (211PS)を実現した。

 言い換えれば、排気量を抑えながらノンターボ2.5ℓエンジンに匹敵する力強さと加速性能を発揮。すぐれた加速性能の体感が可能だ。この新しいエンジンにより、同シリーズのパワートレインはハイブリッドモデルと合わせて2種類になった。

 さらに、エンジンと併せて開発した新たなオートマチックトランスミッションは、各速度のギヤ比を近づけることでよりスムーズで高効率な変速を実現。アクセルを踏み込んだ際に素早くダウンシフトする優れた変速レスポンスにより、伸びやかで途切れのない加速が得られる。

 一方、アイドリングストップ・直噴ガソリン機構・可変バルブタイミング・電動油圧パワーステアリング・充電制御などを採用し、JC08モード燃費13.6km/Lの低燃費を実現。前型スカイライン(250GT, 250GT TypeS)と比べて燃費が約20%向上している。

 すなわち、同モデルは全車「平成27年度燃費基準」を達成していることになるため、減税措置が適用される。加えて、全グレードで平成17年排出ガス規制値に対し、NOx(窒素酸化物)、NMHC(非メタン炭化水素)の排出量を75%低減し、国土交通省より「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」に認定された。

 今回採用した車速感応式の電動油圧パワーステアリングは、電子制御によりモーターの回転速度を変え、油圧ポンプを調整して操舵力を変化させている。これにより、舵角や舵角速度を制御して低速域ではマイルドに、高速域ではよりスムーズで直線的なハンドリングを実現すると同時に、エンジン負荷が低減されて燃費向上にも貢献している。

 また、ハイブリッドモデルと同様の新開発リヤサスペンションを採用することで、前型スカイラインに比べて操縦安定性が高まった。なお、ハイブリッドに採用されている「ダイレクト アダプティブ ステアリング」は、今秋にメーカーオプションで採用する予定だ。

 同モデルにはドライブモードセレクター(ハイブリッドモデルに搭載済み)を採用。カスタマイズの設定やメニューを多数用意し、PERSONALモードは12通り(ハイブリッドは96通り)から選択が可能。ユーザーの好みに合わせて設定することで、自分用にカスタマイズした走りを楽しめる。

 室内の居住空間はゆとりを維持したまま、トランクスペースは実容量500ℓを確保。9インチのゴルフバッグなら4本、特Aのスーツケースの場合は2つ収納することが可能になっている。リヤセンターアームレストスルー機構を全車で標準採用すると共に、メーカーオプションでリヤ可倒式シートを設定したことで、長尺物の積載もできるわけだ。

 価格は383万4,000円~456万8400円(消費税込み)。(記事:松平智敬・記事一覧を見る

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