三菱電機、陸域観測技術衛星「だいち2号」の開発を完了

2014年5月23日 16:22

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「だいち2号」の軌道上イメージ(三菱電機の発表資料より)

「だいち2号」の軌道上イメージ(三菱電機の発表資料より)[写真拡大]

  • 種子島宇宙センターで撮影された打ち上げ前の「だいち2号」(三菱電機の発表資料より)

 三菱電機は23日、陸域観測技術衛星2号(ALOS-2:Advanced Land Observing Satellite-2、だいち2号)の開発を完了したと発表した。5月24日に種子島宇宙センターで打ち上げられる予定という。

 同社によると、「だいち2号」は、2006年から2011年まで運用された「だいち」の後継機として、災害状況把握、国土保全管理、資源探査、森林監視など幅広い分野への貢献を目的とする地球観測衛星。世界最高水準というレーダーで、高分解能かつ広域なレーダー画像取得ができ、観測性能が「だいち」から大幅な改善が図られている。

 同社は、2009年に宇宙航空研究開発機構(JAXA)から主契約者として選定され、衛星システム・観測センサーの開発・製造に加え、衛星データの処理などを含めた地上での管制運用システムもあわせて開発・製造を進めてきた。

 今後は、JAXAの運用に向けた衛星システム、観測センサーの機能確認などの準備支援を行うという。

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