ヤフー、イー・アクセスの買収を中止

2014年5月19日 16:23

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ヤフーは、ソフトバンクからイー・アクセスの株式を取得することを中止すると発表した。写真は、ヤフーのプレスリリース。

ヤフーは、ソフトバンクからイー・アクセスの株式を取得することを中止すると発表した。写真は、ヤフーのプレスリリース。[写真拡大]

 ヤフー、イー・アクセス、ウィルコムの3社は19日、ヤフーがソフトバンクからイー・アクセスの株式を取得することを中止すると発表した。ヤフーはサービス、イー・アクセスはインフラというそれぞれの強みを生かした協業の形で事業を進めていくことが望ましいとの結論に至ったためという。

 イー・アクセスとウィルコムは6月1日を効力発生日として合併を行う予定で、新会社の社名については、後日、「ワイモバイル株式会社」に変更する予定という。

 また、新会社はヤフーと密接に連携し、3月27日にヤフーがイー・アクセスの株式を取得すると発表した際にヤフーが掲げた「ネットの生み出す楽しさ・便利さをみんなの手元に届ける」というコンセプトを引き継いでいくという。

 ヤフーはヤフーのサービスを組み込んだ商材を新ブランド「Y!mobile」の名称で新会社と共同して展開する。また、「Y!mobile」で実施する各種取り組みをソフトバンクモバイルで展開することも視野に入れてソフトバンクと議論を開始するという。

 新ブランドの開始までは、イー・アクセス、ウィルコムそれぞれのブランドで、サービスを引き続き提供していく。また、イー・アクセスとウィルコムのPHSサービス、MVNO向けサービス、ADSLホールセールについては、新ブランド開始以降も継続して提供するという。

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