東芝、7つのスタイルで使えるノートPC「dynabook KIRA L93」

　東芝は19日、タブレット型やデスクトップ型など7つのスタイルに変形させて利用できるノートPC「dynabook KIRA L93」を6月下旬から発売すると発表した。価格はオープン。

　同製品は、高画質・高音質かつスタイリッシュなデザインで、画質や写真編集などにこだわりを持つユーザーに向けた「dynabook KIRAシリーズ」の新商品。360度回転する液晶画面と脱着可能なキーボードを搭載し、7つのスタイルが使い分けられる。

　「キャンバススタイル」は、本体の一部をスタンドとして利用し、ディスプレイ部に角度をつけることで、キャンバスのようにペンで絵や文字が書ける。「デスクトップスタイル」は、スタンドで固定した本体からキーボード部を切り離し、デスクトップPCのようなスタイルで利用できる。

　ペン入力機能として、高精度な電磁誘導方式のデジタイザーの採用に加え、ディスプレイとの摩擦抵抗を調整した専用ペンや、描画速度を速める筆跡予測エンジンにより、紙に書くような書き心地で文字の入力や精緻なイラストを描くことができるという。写真編集などの際にも正確に領域設定や輪郭抽出が可能という。

　ディスプレイは、13.3型の高精細WQHD（2,560×1,440ドット）液晶パネルを採用。アプリケーションには、イラスト作成ソフト「CLIP STUDIO PAINT PRO」と世界のトップフォトグラファーの協力のもと設計された、写真の現像・編集・管理ソフト「Adobe Photoshop Lightroom 5」を搭載している。

　スピーカーは、高級車向け製品も手がけるハーマン・インターナショナルと共同開発した「harman/kardon ステレオスピーカー」を搭載し、映像や3Dゲームを迫力の効果音で楽しめるという。