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全米No.1アルバム『アナと雪の女王』を破ったのは、あの大人気コンピ盤
今年の春は向かうところ敵ナシ状態だった、アナ・フィーバーの記録を破ったのは、ナウ・シリーズの記念すべき50枚目。153,000枚と前作より5万枚近く上回るセールスを記録したのは、収録曲の充実っぷりだ。まず、現在No.1のジョン・レジェンドの「オール・オブ・ミー」と、10週の首位でこの春のシングル・チャートを制覇した、ファレルの「ハッピー」、この2曲の存在が大きい。そして、「ハッピー」の前に首位を独走していたケイティ・ペリーの「ダーク・ホース」に、未だTOP10ロング・ヒットを記録している、DJスネーク、ジェイソン・デルーロやロード、パッセンジャーなど、まさに今春の大ヒット・ソングが満載。アナから首位を略奪したのも納得できる充実盤だ。
とはいえ、2位にダウンした『アナと雪の女王』も、99,000枚といまだ、10万枚近いセールスを記録している。首位と僅差ではないが、今週もNo.1を獲得していてもおかしくない枚数で、次週は再び巻き返すか…と、予想するも、次週は次週で強豪がランクインしてくるため、記録は13週目でストップしてしまうかもしれない。
3位には、グラミー受賞シンガー、ハンター・ヘイズの2ndアルバム、『ストーリーライン』が初登場。デビュー作『ハンター・ヘイズ』がミリオン・セールスを突破し、最高位7位を記録したハンターが、1年半ぶりにリリースした意欲作で、今作も自身がオール・プロデュースを務めている。カントリー・チャートでは2作連続のNo.1獲得、先行シングル「インビジブル」が、HOT100では44位、カントリー・チャートでは4位にランクインする大ヒットを記録している。
新人のハンター・ヘイズに及ばなかったが、デビュー25年のベテランの意地をみせた、サラ・マクラクランの新作『シャイン・オン』は4位にデビュー。TOP3入りは逃したが、これで1993年リリースの3rdアルバムから、全作がTOP5入りを果たしたことになる。そして、こちらももはやベテランの域、ラッパー界からテック・ナインの14枚目のスタジオ・アルバムが5位に続いた。ラップ・チャートでは6枚目のNo,1獲得、総合では4作目のTOP5入りとなった。
そして、こちらもヒップ・ホップ・アルバムから、アトモスフィアの『サウスサイダーズ』が8位に初登場。ラッパーのスラグ、DJアントから成るユニットで、2011年にリリースした7thアルバムから約3年ぶりとなる新作で、2作目のTOP10入りを果たした。
そして、続く9位には『スーパーナチュラル』(99年)が全世界で2000万枚を記録したスーパーギタリスト、カルロス・サンタナ率いるサンタナの『コラソン』がデビューした。
次週は、故マイケル・ジャクソンの未発表曲を集めた新作、『エスケイプ』がNo.1デビューを果たすか、全世界が注目する。
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※この記事はBillboard JAPANより提供を受けて配信しています。
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