Baiduが「みんなの顔文字辞典」に過剰なアクセスを行っていた件について声明を出す

2014年5月9日 13:02

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記事提供元:スラド

insiderman 曰く、 先日、「みんなの顔文字辞典」というアプリで顔文字データなどの保存・共有のために使われていたサーバーに対し、Baidu(百度)のクローラが大量のアクセスを行うという事件があった(ITmedia)。これに対し、Baiduが「声明」を出している。

 Baiduに対しては、このアクセスによって「みんなの顔文字辞典」に保存されているデータを入手し流用しようとしているのではないかという嫌疑が出ているが、Baidu側は多数のアクセスについては「1秒間に50回にも上るリクエストがなされていた」と認めているものの、その目的については明らかにせず、また「上長の事前確認をとっていないこと、及び上長による指示に基づく行為ではない」として一部スタッフが独断でやったことを述べている。なお、リクエストとして送信された文字列は「当社内で自然言語処理を行った当社内で保有する文字データーです。一部報道にありますユーザーの入力データーではありません」としている。

 なんとも曖昧な発表ではあるが、顔文字データを取得しようとしていたということについては否定しておらず、また取得したデータの使い道についても述べていないことから、ますますグレー感が増している気がする。

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