日産、インドネシアで2番目の生産工場を開設 同国向けダットサンを生産

2014年5月8日 21:59

印刷

日産自動車は8日、インドネシアで2つ目の生産工場を開設したと発表した。生産開始当初は、同国けのダットサン車両の生産を行う予定。写真は、ロシア向けダットサン「on-DO」

日産自動車は8日、インドネシアで2つ目の生産工場を開設したと発表した。生産開始当初は、同国けのダットサン車両の生産を行う予定。写真は、ロシア向けダットサン「on-DO」[写真拡大]

 日産自動車は8日、インドネシアで2つ目の生産工場を開設したと発表した。投資額は330億円。生産開始当初は、同国けのダットサン車両の生産を行う予定。

 新工場は、敷地面積が6万平方メートルで、車体、塗装、組立のラインを持つ。同社のインドネシアでの年間生産能力は、同工場の開設によって、現在の10万台から、フル生産時には25万台に増加する。

 同社CCO(Chief Competitive Officer)の西川廣人氏は、「2つ目となる工場に投資を行うことで、インドネシアのお客様の需要の増加に対応していくことが可能となった」とコメントしている。

 同社は、インドネシア政府の低価格グリーンカー(LCGC)プログラムの認可を取得したことも発表した。同プログラムでは、エンジン排気量1,200cc以下で燃費が20km/L以上の車両の、奢侈税が免除される。

 同社は、グローバルな事業目標でインドネシアを重要な戦略市場として位置付けており、2014年にインドネシアで9万台以上を販売することを目指している。目標達成のため、販売店舗数を現在の100店舗から今年中に130店舗へ増やす計画という。

 日産の常務執行役員兼インドネシア日産社長の長谷川亨氏は、「生産能力を拡大し、LCGCの認可を得たことで、インドネシアのお客様へ更により良い商品を提供することができる」とコメントしている。

関連記事