男性の体臭が哺乳類にとってストレスとなる可能性

2014年5月1日 19:13

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記事提供元:スラド

 男性の体臭は多くの哺乳類にとってストレスになる可能性があるという(ナショナルジオグラフィックスニュースNature Methods掲載論文)。

 論文によると、男性研究者らが一晩身につけたTシャツに対し、実験用のマウスやラットが「強い生理的ストレス反応」を起こすことが発見されたという。具体的には、「痛みを麻痺させる無痛覚、ストレスホルモンの増加、体温の上昇、脱糞など恐怖の兆候」があったそうだ。いっぽう、女性研究者らが身につけたTシャツでは同様の反応は見られなかったそうだ。さらに、「女性のTシャツの匂いには、男性の匂いの効果を打ち消す鎮静効果がある」と見られるという。

 今回の実験ではネズミ類を対象としたが、ほかの動物でも同様の反応がある可能性もあるという。ただし、人間に与える影響はもしあっても弱く短いと考えられるという。

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