関連記事
「伸縮可能な交尾器」をメスが持つ「トリカヘチャタテ」
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 オスが「伸縮可能な交尾器」を持つというのはほ乳類にだけに限らないが、ブラジルの洞窟棲チャタテムシ昆虫「トリカヘチャタテ」はメスが伸縮可能な交尾器を持つことが判明したそうだ(プレスリリース)。
北海道大学や慶應義塾大学などの研究者らが明らかにしたもの。このトリカヘチャタテではメスがこの交尾器をオスに挿入することで交尾を行うそうだ。トリカヘチャタテではオスが交尾の際に精子とともに栄養物質をメスに渡すとのことで、この栄養を巡って起きたメス同士の競争がこの「メスペニス」の進化を促したと考えられるそうだ。
メスペニスの根元には多くの刺が生えており、メスはこれを使って交尾中にオスをしっかり拘束するという。また、メスはオスから受け取った栄養を使うことで、オスよりも速いペースで再交尾できると考えられるという。
交尾の際の写真もプレスリリースに掲載されているが、ほかの多くの生き物とは異なり、交尾時にはメスがオスの上に乗っかる形になっているのも特徴的だ。
スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | サイエンス
関連ストーリー:
頭部に生殖器を持つ魚、発見される 2012年08月31日
ダチョウのペニスの勃起の謎が解明される 2011年12月12日
ヒトは進化の過程でペニスのトゲを捨てた? 2011年03月13日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク