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ホンダ、ニューヨーク自動車ショーでAcura「TLX」を発表
17日、ホンダの米国現地法人であるアメリカンホンダモーターは、2014年ニューヨーク国際オートショーにおいて、ミドルサイズラグジュアリーセダンの新型Acura「TLX」の量産モデルを発表した。
ニューヨーク国際オートショーは、アメリカ・ニューヨークにおいて1990年から毎年行われているもので、世界カーオブザイヤーの表彰が行われることでも有名だ。今年は4月16日から27日(16・17日はプレスデー)まで開催される。
同モデルは現在販売されているTLやTSXに置き換わる、ミドルサイズのラグジュアリーセダン。パワートレインには新開発の2.4ℓ直噴DOHC i-VTEC直列4気筒エンジンと、MDXに搭載している3.5ℓ直噴SOHC i-VTEC V型6気筒エンジンを採用した。
トランスミッションは2.4ℓエンジンには新開発の世界初トルクコンバーター付き8速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)を、3.5ℓエンジンには新たに9速オートマチックトランスミッションをそれぞれ組み合わせ、高出力と低燃費を両立している。
FFモデルには「RLX」に搭載しているプレシジョン・オール・ホイール・ステア(Precision All-Wheel SteerTM、同社独自の後輪を左右独立で制御するリアトーコントロールシステム)を採用し、高い旋回性と安定性を両立した。
3.5ℓモデルには従来より25%軽量化した、新世代の四輪駆動力自在制御システム(SH-AWD、スーパーハンドリングオールホイールドライブ、同社独自のシステム)を搭載したモデルも設定している。
ほかにも、ヘッドライトはLEDが点灯時・非点灯時ともに、宝石のようにキラキラと輝く特徴的なデザインと、高い視認性や広い照射範囲を併せ持ったジュエルアイ(Jewel EyeTM)LEDヘッドライトを採用。また、空調やオーディオなどを一画面で直感的に操作できる7インチタッチパネルスクリーン(On-Demand Multi-Use DisplayTM)を搭載した。
新開発のボディーおよびシャシーは、運動性能や燃費性能・衝突安全性を実現するためにゼロから設計され、ボディーには超高強度鋼板やアルミニウム・マグネシウムといった、先進の軽量化素材を使用している。
さらに、先進安全運転支援装備としては単眼カメラとミリ波レーダーによる路外逸脱抑制機能(RDM、ロード・デパーチャー・ミティゲーション)を、Acuraモデルとして初めて採用。RDMは道路上の白線やキャッツアイ(反射板を持つ道路鋲)といった車線境界線だけでなく、道路脇にある障害物も検知する。それを基に、自動でブレーキやステアリングを制御することにより、クルマが車線から逸脱しないように抑制したり、障害物を回避したりするためのシステムだ。
このほか、低速追従機能付きアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)やレーンキープアシストシステム(LKAS)など、先進安全装備に加えて次世代アキュラリンクなど多くの先進技術を搭載している。
同モデルは2014年後半からアメリカにおいて販売を開始する。(記事:松平智敬・記事一覧を見る)
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