GMジャパン、「シボレーHHR」211台を新たにリコール 合計384台に

2014年4月8日 14:13

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 7日、ゼネラルモーターズ・ジャパンはシボレーHHR(MY2008-2011)211台について、イグニッションスイッチ不具合によるリコールを届け出たと発表した。

 同モデルは3月20日にもMY2006-2007の173台が同様のリコールを届け出ており、今回の届け出で合計384台が対象になった。

 リコールに至った原因は、イグニッションスイッチの回転抵抗が設計値を下回っている可能性があることによる。たとえば、イグニッションキーにキーホルダーなどを装着していると、走行時の振動などによってイグニッションキーが「RUN」位置(車両走行時のキーの位置、メーカー・車種によっては「ON」と表記されていることもある)以外に勝手に動いてしまうおそれがあるということだ。

 その場合、車両電源が断たれるといった状況が発生し、エンジンが停止するとともにブレーキ補助やパワーステアリング等が機能しなくなり、運転操作に支障をきたすことが考えられる。また、この状態で事故を起こした場合、エアバッグが展開しないこともあり得るという。

 同モデルの正規輸入を行ったのは三井物産オートモーティブであったが、2011年10月30日にディストリビュータ契約が終了しているために、GMジャパンが本リコールの対応窓口になる。

 なお、このリコールは海外からの情報により発覚したもので、国内において不具合の報告がないため事故には至っていない。

 対象車両は、すべてイグニッションスィッチを良品に交換する措置が取られる。

 ユーザーにはダイレクトメールで通知される。コールセンターは0120-711-276。(記事:松平智敬・記事一覧を見る

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