太陽系の端で新たな準惑星が発見される

2014年3月28日 17:00

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 太陽系の最も外側の部分で新たな小惑星サイズの天体が発見された。ハワイのジェミニ天文台などの研究チームが発表したもので、論文はnature誌に掲載されている(CNN47News)。

 この天体は「2012VP113」と呼ばれ、直径約450キロ。太陽からの距離は約120億キロで、準惑星に「格下げ」された冥王星の軌道よりも2倍も遠くにあるという。これは地球と太陽の間の距離(約1億5000万キロ)の83倍に相当する。カリフォルニア工科大学のマイク・ブラウン教授は、「今後数年は、太陽系のこの地帯で新たな発見が相次ぐだろう」としている。

 2012VP113の正式名称は未定。ただ、VPの部分が副大統領(vice president)を連想させることから、研究者の間では非公式に「バイデン」と呼ばれているそうだ。

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