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「社会に満足」6割で過去最高 高齢者と管理職で高く
内閣府が22日に公表した「社会意識に関する世論調査」によると、「現在の社会に全体として満足している」と答えた人は60.8%で、前回調査から約7ポイント増え過去最高となった(「満足している」7.7%と「やや満足している」53.1%の合計)。
調査は今年1月~2月にかけ、全国の20歳以上の男女1万人を対象に個別面接方式で実施。回収率は61.9%だった。
社会に「満足していない」とした人は38.7%で、昨年から8ポイント減少(「あまり満足していない」31.8%と「満足していない」6.9%の合計)。雇用改善の効果が徐々に現れていることもあり、人々の意識は上向きつつある。
リーマン・ショック後の09年には「社会に満足している」人の割合は4割弱で、「不満足派」の方が多かった。ところが、その後の5年間で少しずつ「満足派」が増加。12年には「満足派」と「不満足派」の割合が逆転し、13年の今回調査では「満足派」が6割を占めるまでになった。
性別でみると、女性の満足度が男性よりもやや高くなっている。年代別では、70歳以上の高齢者で「満足している」割合が高い。一方「満足していない」人は、30代と50代で若干多くなっている。
従業上の地位別にみた満足度が最も高かったのは、「主婦」(63.4%)、次いで「無職」(62.9%)、「家族従業者」(62.4%)など。無職者の社会に対する満足度が高いのは、70歳以上の高齢者に「満足派」が多いためだろう。逆に最も満足度が低かったのは、「雇用者」で58.9%だった。
職業別では、社会への満足度に大きく差がついた。際立って「満足」が多いのは「管理職」で、73.7%。唯一、7割を超えている。次いで「管理・専門技術・事務職」が65.9%。一方、平均よりも低かったのは「販売・サービス・保安職」(58%)、「農林漁業職」(58.6%)、「生産・輸送・建設・労務職」(50.1%)だった。(編集担当:北条かや)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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