関連記事
二代目経営者にはリスクもあるが業績を飛躍させる楽しみがある=犬丸正寛の相場格言
昔から、二代目経営者の銘柄に投資するには注意が必要と言われてきました。事業を受け継いだ二代目は、経営基盤ができているため余裕があり、創業者のように『稼ぐ』ことより、『使う』ことに意識が向くといわれるためです。[写真拡大]
昔から、二代目経営者の銘柄に投資するには注意が必要と言われてきました。事業を受け継いだ二代目は、経営基盤ができているため余裕があり、創業者のように『稼ぐ』ことより、『使う』ことに意識が向くといわれるためです。
実際、最近報道されたような某、一族企業のぼんぼん経営者のように会社の金(カネ)をカジノに大量に使い込んだという例があるのも事実です。でも、『使う』という場合、必ずしも悪い意味ばかりではありません。
創業者が築き上げたいろいろな資産をより有効に使って収益を拡大する事例も数多くあり、この場合の『使う』ということは大いに評価されることです。
また、最近の二代目経営者の多くは、脇が甘くなりやすいという世間評は十分に承知しているはずですから昔ほどの失敗談はなく、むしろ成功例が多いように思われます。
このため、個人投資家にとっては、創業者にない柔軟さで業績を拡大する優れた点を持っている二代目企業に投資することは大きい投資成果につながると思います。もちろん、そのためには日頃から損益計算書だけでなく貸借対照表を見るクセや紙誌などで経営者の発言に注意を払っておくことは大切といえるでしょう。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)
【関連記事・情報】
・モルフォは2000円できれいな底入れ足、本格出直り、89%増益(2013/02/22)
・【鈴木雅光の投信Now】グロソブ純資産残高トップの座を明け渡すか(2013/02/24)
・アメイズは成長路線の入り口に立つ、積極拡大路線に転換(2013/02/24)
・日立国際電気は半導体製造装置の好調が顕著、さらなる増額が有力(2013/02/24)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク