アウディジャパン、GT300に参戦

2014年3月21日 12:02

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アウディジャパンはHitotsuyama Racingとパートナーシップを組み、R8 LMSでGT300に参戦する。(写真提供:アウディ ジャパン)

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  • アウディジャパンはHitotsuyama Racingとパートナーシップを組み、R8 LMSでGT300に参戦する。(写真提供:アウディ ジャパン)

 19日、アウディジャパンは、Hitotsuyama Racingとパートナーシップを組み、GT300にR8 LMSにて参戦すると発表した。

 GT300とはSUPER GTと呼ばれる国内開催レースのクラスの一つである。市販車をベースに大きく改造した車両で競われる。国内では最大クラスの動員力を持つ人気のレースだ。

 現在Audiは世界各地で様々なレースに参戦しているが、日本においても本レースにAudi R8 LMS ultraを擁する新たなチーム体制で参戦する。そのため、本年度はAudi本社のモータースポーツ組織である「Audi Sport」からエンジニアサポートを受けるなど、バックアップ体制をより強化しているわけだ。

 同社は「Race track to the road」をスローガンに掲げている。これは、創業当時からモータースポーツの場を技術の実験場と考え、最も過酷な環境における走行を通じて、様々な新技術を開発することを意味しているのだ。

 同社はこれまでも、世界耐久選手権の「ル・マン24時間レース」では直噴エンジンやディーゼルエンジンやLEDヘッドライトなどを搭載して出走し、後にそれらの技術を市販モデルに展開した。また、2012年にはハイブリッドモデルR18 e-tron quattroで出走して初の総合優勝を果たしている。

 このように、レースによって培われた技術を市販車にフィードバックすることで、ユーザーに提供をしているわけだ。今回の参戦も、日本においてモータースポーツを通じ、ユーザーに対してAudiの技術力に対する信頼向上と、スポーティなブランドイメージを与えることに狙いがある。

 なお、チームの監督は鬼木秀和(おにき ひでかず)氏、ドライバーはリチャード ライアン氏と藤井誠暢(ふじい とものぶ)氏、スポンサーおよびサポート体制はNOVエンジニアリング・ヨコハマタイヤ・GOETHE(幻冬舎)・Audi Financial Servicesである。(記事:松平智敬・記事一覧を見る

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