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日本全国に広がる殺人ダニ
記事提供元:スラド
masakun 曰く、 東日本に生息するマダニから「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」ウィルスが見つかったと国立感染症研究所が発表した(毎日新聞)。
2013年1月に日本国内で初めて「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の死亡例が確認されて以来、昨年12月までに西日本の12県で40人の患者が確認され、そのうち13人が死亡しているという。今回の発表によると、新たに三重、滋賀、京都、長野、岐阜、栃木、群馬、岩手、宮城、北海道の10道府県の野山に棲むマダニから原因ウィルスが発見された。SFTSはウィルスを保有するマダニに咬まれてから6〜14日内に発症し、「原因不明の発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)といった症状が出るとのこと(厚生労働省「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A」)。
お隣中国ではすでに広く感染例が報告されており、その患者の年齢層は30~80歳代、最新の調査によると致死率は約6%だそうだ。有効な抗ウイルス薬はまだない。すべてのマダニがウィルスを保有しているわけではないが、とにかくマダニに咬まれないようにすることが肝心だという。
詳しくは国立感染症研究所にあるパンフレット 「マダニ対策、今できること」(PDF) をどうぞ。
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