(中国)北京の投資会社でも理財商品のデフォルト懸念、平安保険など関与

2014年2月14日 11:51

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記事提供元:フィスコ


*11:51JST (中国)北京の投資会社でも理財商品のデフォルト懸念、平安保険など関与
中国で、シャドーバンキング(影の銀行)を主に構成する理財商品(高利回りの金融商品)について、デフォルト懸念が高まっている。最新報道によれば、投資会社の北京融典投資管理が発行した商品について、支払いのめどが立っていない状況だという。

現時点で問題となっているのは、北京融典投資管理が発行した3つの商品で、その規模は約10億元(約170億円)。平安銀行(000001/CH)と中国民生銀行(600016/CH、01988/HK)がカストディアンを担当し、中国平安保険(601318/CH、02318/HK)や中国光大銀行(601818/CH、06818/HK)が販売を行ったと報じられている。

1月末には、中誠信託が発行した理財商品について、デフォルト懸念が浮上。最終的には第三者が元本を保証する形で危機は回避された。ただ、直近では吉林省の信託会社が中国建設銀行(601939/CH、00939/HK)を通じて販売した商品の一部について、デフォルト観測が出ている。《NT》

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