NY原油:反発で100.37ドル、中国原油輸入や米国在庫などを材料に買い優勢

2014年2月13日 07:00

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記事提供元:フィスコ


*07:04JST NY原油:反発で100.37ドル、中国原油輸入や米国在庫などを材料に買い優勢

NY原油は反発(NYMEX原油3月限終値:100.37 ↑0.43)。この日、中国の1月貿易統計の発表で、原油輸入が過去最高となったことを受けて、通常取引前から買いが先行しており、101ドル付近で寄り付いた。

その後発表された米エネルギー情報局(EIA)の週報(週次原油在庫統計、2/7時点)では、原油在庫が+326.7万バレル(予想上回る)、留出油在庫が-73.1万バレル(予想下回る)、また、原油の受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの在庫が-267.3万バレル(前回-155.3万バレル)など。ここでは売り買いが交錯したもようだが、クッシングの在庫の大幅減少が注目されたほか、石油輸出国機構(OPEC)が発表した月報で、2014年の世界の原油需要予想が上方修正されたこともあり、買いが優勢となって、高値101.38ドルまで上昇した。

その後、対ユーロでのドル高推移や、NYダウの軟調推移に、一時売りが優勢になったとみられ、安値100.04ドルまで下落。しかし、100ドル手前で下げ止まったことで、再び買いがやや盛り返す形で引けた。

【米週次原油在庫統計(2/7時点)】

原油在庫  :前週比+326.7万バレル(予想+260万バレル、前回+44万バレル)
ガソリン在庫:-185.3万バレル(予想+100万バレル、前回+50.5万バレル)
留出油在庫 :-73.1万バレル(予想-212.5万バレル、前回-236万バレル)
製油所稼働率:87.1%(予想87.6%、前回86.1%)《KO》

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