主役に先回りして騒ぐと主役は引っ込んでしまう=犬丸正寛の相場格言

2014年2月8日 13:53

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

主役とは、昔は、証券大手4社や仕手筋でした。大手4社が仕掛けるのはシナリオで組み立てられた大量推奨販売に向く銘柄でした。

主役とは、昔は、証券大手4社や仕手筋でした。大手4社が仕掛けるのはシナリオで組み立てられた大量推奨販売に向く銘柄でした。[写真拡大]

  主役とは、昔は、証券大手4社や仕手筋でした。大手4社が仕掛けるのはシナリオで組み立てられた大量推奨販売に向く銘柄でした。一方、仕手筋と呼ばれる相場巧者は、株価水準が低く意外性があり空売り(株券を借りて売る)の入りやすい銘柄を狙ったものです。もちろん、今は両方ともマーケットの主役の座から消え、代わって、外国人投資家がマーケットの主役です。ただ、主役は入れ替わっても主役という存在は芝居同様にカッコいいものでなくてはいけないのです。

  たとえば、昨年からのトヨタ自動車株にみられるように、外国人投資家の買いが必ず入ると先回りして信用買いを急膨張させたため主役の外国人投資家は好業績にもかかわらず遂に出てきませんでした。騒ぎすぎたためだといえるでしょう。いつの時代も主役という立場に対しては、「花をもたせる」ことが大切といえるようです。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)

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