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楽天、楽天トラベル契約施設を活用した太陽光発電プロジェクト
楽天は6日、楽天トラベル契約施設や企業の倉庫などの屋根を活用した太陽光発電プロジェクトを開始すると発表した。西日本エリアを中心に、3000kW程度の太陽光発電パネルを設置、発電し、一般電気事業者などに売電するという。
楽天の100%連結子会社であるRSエンパワメントと日本エコシステム、ハンファQセルズジャパンの3社が共同で設立した特別目的会社(SPC)の「RNHソーラー西日本」が事業を運営する。第一号案件は、楽天トラベル契約施設の「湯郷観光ホテルかつらぎ」。
楽天によると、RNHソーラーは、同事業のためのプロジェクトファイナンスを組成し、同日、太陽光発電事業に必要な資金に関する契約を、関西アーバン銀リースと締結した。関西アーバン銀リースは太陽光発電事業に必要な設備のリースを行い、日本エコシステムが設備の設置工事と運用・保守を、楽天がアセットマネジメントなどをそれぞれ行う。
また、楽天は国内大手損保会社と共同で「太陽光発電システム総合補償プラン」を新たに開発し、通常の損害保険と同様の補償に加えて、自然災害による売電収入低下のリスクを限定化した補償スキームを整備することで、プロジェクト収益の安定性を向上させるという。
楽天は、昨年7月に家庭用太陽光発電システム販売の「楽天ソーラー」を開始し、昨年10月からは産業用太陽光発電システム販売も開始した。
今後は「楽天ソーラー」の販売チャネルに加え、未着工設備認定済み案件の設置工事への取組みも推進する計画。案件数や規模に応じて、今後は新たなプロジェクトファイナンスの組成も検討していくという。
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