【月足チャート診断】フライトホールディングスは月足チャートで今年の有望銘柄、新製品寄与から業績様変わり

2014年1月2日 16:58

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  フライトホールディングス <3753> (東マ)の2013年末株価は1582円と権利修正で2012年末の136円から大きく上昇した。新製品ヒットで業績の急向上が評価されている。

  月足チャート(権利修正)では、2011年秋頃から150~200円のモミ合いだったが、昨年夏に500円台に乗せ上放れ、さらに昨年11月には一気に3920円まで駆け上がった。モミ合いを上放れ新たな相場形成局面に入ったといえる。

  大規模な基幹系システム開発やスマートフォン向けなどのシステム構築を得意とする。ここから生まれたのが『インクレディスト』。スマートデバイスと一緒に使うことでクレジットカード、デビットカード、電子マネー、バーコードなど複数の決済が1台で可能というこれまでにないもの。

  昨年4月に発売を始め、9月中間期では6ヶ月間で同事業部門の売上は7億8200万円と前年同期の2000万円から急増した。部品などの供給体制を強化し今年は、昨年までの月産数1000台を数万台にもっていく。

  今3月期の営業利益は1億1500~1億6500万円の見通しで、これまでの赤字から黒字に転換する。新製品が月産数万台になった時の利益はそうとう大きい数字が予想され、株価はこれからも強い展開が予想される。

  ただ、足元では24ヶ月線との乖離率が500%と非常に高いため、乖離率が200~250%ていどまで縮小するまでは、1500円どころでしばらく休養とみられる。24ヶ月線自体が上昇するのを待ってからの再騰相場になるものとみられる。

  とくに、5月とみられる3月期決算発表頃までモミ合うなら、その後の相場はそうとう大きい展開が予想される。権利修正での高値である2006年1月の7980円も十分に期待できるだろう。

  中期投資での大幅高狙いの向きには1500円前後は絶好の買い場とみられる。今年の新興系における有望銘柄の有力候補とみられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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