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三井造船、海洋資源探査ロボットをJAMSTECに納入 7000mまで潜水
三井造船が海洋研究開発機構(JAMSTEC)に納入した無人探査機(ROV)「かいこうMk-Ⅳ」(JAMSTECのWebサイトより)[写真拡大]
三井造船は19日、独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)に大深度で重作業が可能な高性能無人探査機(ROV)「かいこうMk-Ⅳ」を納入したと発表した。
「かいこうMk-Ⅳ」は近年の海洋資源探査の高まりを受け、JAMSTECで開発されたあたらしい要素技術を採用して建造されたという。
主要構造部は純チタンで構成されており、複数の通信・制御ポートや油圧ポートを装備。目的に応じた各種観測機器を搭載するほか、最大荷重250㎏まで取扱い可能な大出力マニピュレータ2式を搭載しており、300㎏以上の試料を海底から持ち帰ることができる。
7000mまで潜ることができるため、日本の領海とEEZのほぼ全ての海底を調べることが可能という。また、海底から岩石などの試料を持ち帰ることで、深海底に眠る希少資源の分布状況をより詳しく調べるのに役立つという。
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