NTTドコモがインド事業から資本引き揚げか、タタ子会社の業績不振で

2013年12月12日 14:23

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記事提供元:フィスコ


*14:23JST NTTドコモがインド事業から資本引き揚げか、タタ子会社の業績不振で
NTTドコモ<9437>がインドの通信会社タタ・テレサービシズ(TTSL)から出資を引き揚げる可能性が浮上している。業績悪化や負債膨張などが背景とみられており、タタ・グループとの当初契約では来年3月に資本を引き揚げることが可能となる。

TTSLの昨年度の純損失は485億8000万ルピー(約810億円)。今年11月末時点の負債額は2800億ルピーと、3月末時点の2349億1000万ルピーから約20%膨らんでいる。

なお、現地紙エコノミック・タイムス(電子版、12日付)によると、タタ・グループがTTSLに約400億ルピーの資本を注入する運びだという。赤字経営で銀行が負債の借り換えを拒否していることが理由で、まず250億ルピーを注入し、残り150億ルピーは数カ月後に支払われるようだ。《RS》

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