中国にコケにされる英首相、「英国は大国ではない」「古い欧州の一国」

2013年12月4日 09:47

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記事提供元:フィスコ


*09:47JST 中国にコケにされる英首相、「英国は大国ではない」「古い欧州の一国」
中国を訪問している英国のキャメロン首相が、共産党系メディアからの手痛い仕打ちを受けている。

共産党機関紙の環球時報は社説の中で、「中国から見ると英国は大国ではないと、キャメロン政権は認識すべきだ。英国は単なる古い欧州の一国で、(中国を)訪問して勉強するのにふさわしい」との論調を展開した。

環球時報は共産党の中でも右寄りの姿勢を代弁していると言われ、防空識別圏の問題についても当面は圧力の照準を日本に絞った上で、「持久戦に持ち込むことで日本の野心をくじくことが最終目標だ」と警告したばかり。

キャメロン首相は英国と中国を「不可分の関係」と描写し、英国にとって通商が最も重要な要素だと強調。中国政府も英北西部のマージーサイドなどに大型投資を計画するなど、少なくとも表面的には良好な経済関係を装っている。《RS》

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